私の父はなかなか変わった人です
一般常識はほぼ通用しない
（一般常識ってなんやねんって議論は置いといてw）
何をするにもとにかく周りが驚く選択をする
客観性は皆無と言っても言い過ぎではないと思う
良くも悪くもとにかく周りは関係ないし
行動の選択基準は「己がそれをやりたいかやりたくないか」のみ
人に指図されるくらいなら腹を切った方がマシだろう
（これと自分で決めた人にはえらく従順だったりすることもあるが、それもムラがあり一貫性はない）
客観性がないと書いたが
周りを見ていないわけではない
ただ周りを見渡して見える景色が
私とはそもそも違うし、そこから
どの情報を受け取るか、
その受け取り方、
それに対する分析、評価…
全てが私とは違い過ぎて
話が恐ろしくかみ合わない
もちろん
どんな人だって自分とは違う人間なのだから
かみ合わない、分かり合えないなんてのは普通のこと
だけど父はそのレベルが段違
感情の起伏が激しく暴力もあったので
小さい頃はただただ従うしかなかったけれど
思春期になり、こちらも知恵がついてくると
対抗するすべを覚え
ややディープ目の（笑）反抗期を過ごし
それが過ぎると、
育ててもらった恩も忘れ
年老いていく親に優しくできない
そんな自分に耐えられなくなり
自分も親も傷つけない
つかず離れず絶妙な距離を取って接する術を覚えた
このまま平穏に過ごせればいいな
と思っていたけど
そうは問屋がおろさない
私の再三のお願いもガン無視で
病院に一切かからなかった両親
明らかに脳梗塞の初期症状が出始めても
病院に行くことはなかった母
案の定、母は父と散歩中に突然倒れた
救急車も呼ばず、散歩中に倒れた母を
ひきずって帰り、独自の価値観で対応
絶対の正解なんてないし
父も父なりに懸命にやっている
そもそも父と母がどう生きたいのかなんて
私が口を挟める事ではない
そして彼らの今の状態を不幸であると
私がジャッジする事なんてもちろんできない
父は相変わらず独特の価値観で
全ての人の助言や差し伸べられた手を振り払い
一人母の介護をしている
そして先日、
母の様子がおかしいので入院になったと
弟から電話があった（父から私に連絡が来ることはない）
慌てて実家の父に電話をしたが
もちろん独自の解釈、独自の価値観で
また誰の意見も聞かず
病院から母を連れて帰ると言っている
施設の対応は悪い
ヤブ医者
看護師は何にもわかってない
弟は何もしない
弟の嫁に対する罵詈雑言
自分の実の妹達とも近所の人達とも
自分から怒鳴りつけて絶縁したくせに
聞くに耐えない恨み節
昔からこんな人ではあったけど
年齢的なものや、認知の問題もあるだろう
そう、父は悪くない
けど…
けどさ…
腹たつわ〜
心理を学んで、たくさん向き合ってもきて
父への想いはかなり消化できたと思っていたけどまだまだ全然
一昨日から怒りがとめどなく溢れてくる
腹立つ腹立つ腹立つ
お母さんが先に死んでお父さんだけが残るの
ほんまにイヤやったけど、そうなりそうやね
ほんまにイヤやわ
マジで腹立つ 無理 嫌い
年老いていく父
懸命に生きている父
私を心から愛し育ててくれた父
だから嫌ってはいけない
傷つけてはいけない
そんな事はないとは頭ではわかっていても
深い深いところでは
薄情な娘、親を幸せにできないダメな娘な自分への
強い強い抵抗がまだまだあるのだと気付く
この世はパラドックス
情が深く、親孝行な娘になる努力をどれだけしても
自分の中での乖離は大きくなり苦しくなる一方
当然、理想からもかけ離れる確率が高い
薄情な娘
お前が先死ねよと実の父に思う冷酷で恩知らずな娘
そんな最低な娘である自分を許可する事
今、ここ真っ只中です
薄情で冷酷で恩知らずな最低娘
その私を心から許可できた時
私の心が、言葉が、行動が
どう変わっていくのか
こうご期待（笑）
