※ 2019/11/23に前のブログで書いた記事です
そのまま掲載したものの最後に2024年版追記があります!
あの人の不機嫌が気になる…
あの人にどう思われるか気になる…
重症化してくると、
大切な人だけじゃなくて、
さして付き合いの深くない人や
通りすがりの知らない人の目まで…
常に周りの目に怯えてビクビクしてしまう…
これね、
他人と自分との間の境界線がガバガバ
24時間年中無休で
誰でもあなたの心に入り放題。
これを『心のコンビニ状態』と言います。
想像してください。
24時間自分一人で開店してるコンビニ…
心が壊れるのは
あ~た~り~ま~え~
誰かを不機嫌にしないように
誰かに迷惑かけないように
誰かに安心してもらえるように
自分の気持ちは後回しにする
うっかり自分の気持ちが出てしまったら
なんてワガママで冷たくて傲慢なんだと
この世の終わりまで自分を責める
これが当たり前になっていませんか?
ここでキーワードになるのは
『罪悪感』
他人の不機嫌は自分に原因がある
他人の不機嫌は自分が何とかしなければならない
スルーor放置するのは申し訳ない、居たたまれない
だから他人の不機嫌や悲しみに必要以上に反応して
全力でどうにかしようと奮闘したり
強制終了が来るまで我慢してしまう
これを続けているとね…
自分が安心できないのはもちろんですが
近しい関係(家族やパートナー)になると
相手も自分の不機嫌をあなたがどうにかしてくれるのだと学習する事になり
自分の不機嫌を自分で処理できなくなります
これって結局、お互いにとって
とても苦しい状況を生み出します
こんな心のクセを『罪人気質』と呼んでいます(笑)
こんな罪人気質仲間の部員に
お伝えしている対処法をまとめてみました
- 1.他人の不機嫌は自分に原因がある
- 2.他人の不機嫌は自分が何とかしなければならない
- 3.まとめ
- 4.2024年追記:自分の事しか考えないのいい加減やめなよ
思い違いその1:他人の不機嫌は自分に原因がある
まずは
他人の不機嫌はあなたのせいではない
と知って下さい
相手の不機嫌は相手のもの
あなたは全くの無関係です
全ての不具合は自分のせいと思い込む
あなたはいつからそんな罪人になってしまったのか…
これは多くは幼少期にさかのぼります
私の場合は一番に思い当たるのは父
感情のままに理不尽な不機嫌、
デリカシーのない、筋の通らない
トンチンカンな持論を撒き散らす父
そんな父に激しい憎しみを持ちながら
私はそんな父を嫌う自分を責めてもいました
私は両親をこんなにも苦しめる
どうしようもない人間なのに…
両親を喜ばせられない自分
不愉快にさせてばかりの自分
なのに優しくできない自分
子供が私でなければ父も母も幸せだったろうに
生まれきてごめんなさいと言う
存在する事自体への罪悪感が
静かに募っていきました
心理を学び、たくさんの方に言葉をもらい
ようやく『私、悪くなくね?』と気づけたのは
結構最近の話です
思い違いその2:他人の不機嫌は私が何とかしなければならない
あの人が嫌がっているからこれやめよう
あの人が悲しんでいるから我慢しよう
あの人が怒っているからこれをしてあげよう
一見、思いやりのある、優しい行為
人は一人で生きているわけではないから
他人と共存して生きている限り
多少の我慢や気遣いは当然必要だとは思います
ただ、これは
『相手には自分でなんとかする力がない』
と相手を見くびっていたり、信頼していなかったりする行為でもあります
(これもやっぱり子供や親、パートナーなど近しい人に発動しがちです)
なぜ相手を信頼できないのか?
それは自分で自分を信頼できていないからです。
自分で自分のネガティブを処理できないから
相手も同じだと思い込んでいるだけです
じゃあ、やるべきことは一つ
自分のお世話は自分ですると言う事です
これができるようになれば
相手も自分のお世話は自分でできるはず
と信じて見守れるようになります
相手の気持ちは相手のもの
自分にとって最適のタイミングでなんとかするから
どうせ相手も大丈夫と
相手を信頼し尊重することができます
3.まとめ
他人の気持ちは他人のもの
他人の価値観、法律、負ってきた傷
それはあなたのコントールの及ばない他人のもの
相手が何をどう感じるかは相手のもの
あなたのせいでもないし、
あなたがコントロールできるものでもないんです
他人の不機嫌をどうにかしたくなる時こそ
目を向けるべきは自分です
他人と自分との間にしっかりと境界線を引いて
まずはあなたを不快にするものからあなたを守り
あなたがホッとする心地よいと思う時間を増やしてあげる
あなたが安心すればするほど
相手を信頼、尊重できるようになっていき
大切なあなたに信頼、尊重された相手にも
その安心は伝染していきますからね^^
自分で自分を大切にできるようになった時
今まで感じた事のない安心感と、
相手に対する信頼と感謝の気持ちも湧いてくる
まずはあなたからだよ
※ここから先は2024年2月現在の私が書いてます
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
4.2024年追記:自分の事しか考えないのいい加減やめなよ
2.他人の不機嫌は私がなんとかしなければならない
のところで
あの人が嫌がっているからこれやめよう
あの人が悲しんでいるから我慢しよう
あの人が怒っているからこれをしてあげよう
これを
『相手には自分でなんとかする力がない』
と相手を見くびっていたり、信頼していなかったりする行為
と書きました。
それは今もそう思ってます
けど、今はさらにもう一歩突っ込んでます
これは本当に痛い話で、こころ上級者向けです
初心者の方にとっては
『責められている』
『やっぱり私が悪いんだ』
と自己否定に入ってしまいかねないので
責められてると気分が悪くなった方は
まだこのフェーズではないので、この項の事は忘れて下さい
もっともっと自分を深く知って
自己受容を深める覚悟のある方はどうぞ~
あの人が嫌がっているからこれやめよう
あの人が悲しんでいるから我慢しよう
あの人が怒っているからこれをしてあげよう
って自分を抑えて、他人の不機嫌をなんとかしようとする
それって、
完全に自分の為でしょう?
自分の事しか考えてないでしょう?
って視点です。
(はい、責められた、私が悪いんだと自己否定に入るならまだここじゃないからね~)
あの人が何かをイヤだ、嫌いだと思う
あの人が悲しいと思う
あの人が怒る
それはあの人の感情で、
あの人には「自分の感じたいように感じる自由」があるのに
それに対して、あなたが
「それはイヤだ、なんとかしたい」
ってコントロールしたくなるのはどうしてですか?
それって、あなたが
嫌われたくない
ダメな奴だと思われたくない
いい人だと思われたい
優しい人だと思われたい
からだよね?
相手の気持ちはガン無視で
自分の都合のいいように相手の印象を操作したい
それって自分の事しか考えてないよね?
と言う、激痛の視点です
2019年当時の私はこの視点が理解できなかった
他人にこれを言われたら、より自己否定に入ったでしょう
(実際に同じようなことを言ってくれていた先輩もいたのに、私には理解できていなかった)
けど、2019年↑の記事を書いて以降も
すごく大きな問題ではないけれど
なんかずっとモヤモヤぱっとしなかった
霧みたいなものが、この視点で吹っ飛びました
私は、この視点に立てた時
めちゃくちゃ腹に落ちて、希望すら感じました
あ~、私が嫌われる恐怖から抜け出せないのは
他人の不機嫌をなんとかしようとしてしまうのは
この自己保身から来てたんだと
メカニズムがわかったから
メカニズムがわかりさえすれば
あとはそれに慣れていくよう地道なトレーニングを積めば
必ず、それを克服できる
もうそんな自己保身は必要ない
その自己保身で安心するのは
私の中の暴走したエゴであって
それは私の魂の望み、本当の幸せじゃない
そんなことを使って他人に
いい人だって思われる必要はもう私にはない
てか、そんな自分の保身しか考えない人を
いい人だなんて思うわけないしね(笑)
もちろん今でも
私が起こしたなにかしらのアクションで
他人が反応して不機嫌になることに
全く感情が揺さぶられないわけじゃないです
けど、他人の感情と自分との間に
しっかりと境界線を引くことは
あの頃よりは確実に早く、簡単になっています
私が大切なのは私の機嫌だけ^^
私がどうにかしなきゃいけない不機嫌は私に対してだけ
自分がご機嫌でいる努力
ご機嫌でなくてもそれでいいと許す努力
は日々重ねています
それができている時、私の周波数は上がるので
結果、周りの私に対する目もあたたかいものになるのは
ごくごく自然な当然の流れだし
私の望みが
身勝手な自己保身ではなく
本当に相手と楽しい時間を共有したい♪
と心から思えた時、
苦なく、当たり前に、積極的に
相手を尊重したり、相手を気遣いたくなったり
がしたくなる
結果として
あの人が嫌がっているからこれやめよう
あの人が悲しんでいるから我慢しよう
あの人が怒っているからこれをしてあげよう
ってなる場面もあります
外側の私の行動だけ見ると過去と同じかもしれないけど
その行動の発信源となるマインドが天地ほど違うので
結果は全然違うものになるのは目に見えているし
なにより、
それは無理して我慢してやっていることではなく
自分の心からの望みをかなえるためにやっているので
心がすり減ることは全くない
むしろ喜び
2024年の追記も踏まえて
さあ、あなたも
もう他人の不機嫌に干渉してる場合じゃないって
明るい気持ちになってくれていたら嬉しいな